2008年11月10日

【アルゼンチン共和国杯】ド迫力な伸び!クリーンヒーロー制す

期待の素質馬が遂に花開いた。ハンデ53キロのスクリーンヒーロー蛯名
正義騎手
の手綱に導かれ、先頭でゴール。待ちに待った重賞初制覇を決めた。

 逃げ馬2頭が後続を10馬身以上引き離す縦長の展開。5番手できっちり
折り合ったスクリーンヒーローは直線で追い出されると、弾けるように伸びて
馬場の真ん中を突き抜けた。「いい位置で流れに乗れたし、直線に向いての
手応えも良かった。後ろが迫ってきていたが、しのげると思ったよ」。1馬身
半差をつける完勝に蛯名騎手は満面の笑顔だ。

スクリーンヒーロー画像20081110.jpg
鹿戸雄調教師と共にアルゼンチン共和国杯重賞初Vを飾ったスクリーンヒーロー
 (撮影・佐藤雄彦)



 昨年のセントライト記念3着後に骨折し、11カ月の休養に入ったスクリーン
ヒーロー
は矢野進元調教師の定年に伴い、今年3月に開業した鹿戸雄一厩舎
に転厩。トレーナーに開業8カ月で初の重賞タイトルをプレゼントした。「なか
なか勝てず(関係者に)迷惑をかけたけど、ようやく勝てました。自分が思って
いた以上に強い勝ち方だった」とトレーナーも勝利の味をかみしめた。

 次走はオーナーと相談の上で決められるが、「JC有馬記念を含めて相談
します。今回で上のレースでもやれると確信しました」と鹿戸雄師はGIを意識。
スクリーンヒーローがさらなる上のステージで名実ともに“英雄”を目指す。


by 板津雄志
SANSPO.COM 2008.11.10より


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2008年11月09日

【武蔵野S】キクノサリーレが重賞初制覇!

この勢いは止められない! GI馬2頭を含む強力古馬陣を相手に真っ向勝負
を挑んだ3歳のキクノサリーレが、力強いパフォーマンスで4連勝。初重賞
のタイトルを獲得した。

キクノサリーレ画像20081109.jpg
4連勝で武蔵野ステークスを制したキクノサリーレ=東京競馬場(撮影・佐藤雄彦)



 「ホントに強かったね」としてやったりの後藤浩輝は満面の笑みで第一声
を発した。道中は好位でユビキタスをしっかりとマークしながら、もまれない
ようにスムーズな位置取り。直線抜け出したユビキタスに楽な手応えで並び
かけると、後藤浩輝の右ムチに応えてキクノサリーレは鋭い伸び脚を発揮、
真っ先にゴールへ飛び込んだ。

 「ユビキタスの後ろに付けられたし、最後も一番いいタイミングで抜け出
せた。このメンバーで、4連勝で重賞を勝てたのは大きい。何となくアロン
ダイト(06年JCダート馬)とだぶりますね」と以前の相棒を引き合いに出
して後藤浩輝は能力の高さを改めて強調した。次走はヴァーミリアン他が
待つJCダート(12月7日、阪神、GI、ダ1800メートル)で、世界の頂点
にチャレンジする。


by 片岡良典
SANSPO.COM 2008.11.9より


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2008年11月02日

【天皇賞・秋】ウオッカ、2センチ差で優勝

写真判定が決着したのはレース終了後10分以上経過してからだった。
検量室内のホワイトボードの1着にウオッカの馬番「14」の数字が書き
込まれ、わずか2センチほどの鼻差で勝敗が決まった。「写真判定の間は
しびれたし、生きた心地がしませんでした」と武豊騎手はほっとした表情
を浮かべた。

 直線の攻防はまさしく競馬史の残る名勝負だった。逃げたダイワスカー
レット
が最後の力を振り絞り、馬場の真ん中でディープスカイが伸びる。
その外からウオッカが持ち味の末脚で襲いかかる。3強の力と力のぶつ
かり合いに12万を超える大観衆は酔いしれた。

ウオッカ画像20081102.jpg
天皇賞・秋ダイワスカーレットとの2cm差の大激戦を制したウォッカ



 ウオッカダイワスカーレットとのライバル対決で2勝3敗とし、ダー
ビー馬としても1年後輩のディープスカイに貫禄勝ちだ。

 「僕自身も今年は大きなレースで結果を出せていないし苦しかった。
ウオッカに助けられた」と武豊がしみじみ語った。

 これでGI62勝目、秋の天皇賞5勝目。数々の栄光と勝利を手にして
きた名手にとっても、この長い写真判定の末の勝利は格別だったに違
いない。


SANSPO.COM 2008.11.2より


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2008年11月01日

【スワンS】マイネルレーニア逃げ切りV!

第51回スワンステークス(1日・京都11R、芝1400メートル、16頭、
GII) 5番人気のマイネルレーニア佐藤哲三騎乗)が1分19秒9で優勝
し、賞金6000万円を獲得した。このレースは佐藤騎哲三騎手、西園正都
調教師ともに初勝利。

マイネルレーニア画像20081101.jpg
スワンステークスを逃げ切り勝利したマイネルレーニア (撮影・山田喜貴)



 マイネルレーニアは一度も先頭を譲ることなく、逃げあしは最後まで衰
えずに後続馬を抑えた。 ローレルゲレイロが2着で、3着にはジョリー
ダンス
が粘り込んだ。


マイネルレーニア
4歳牡馬、父グラスワンダー、母チェリーラブ。北海道新ひだか町の岡田
スタツド生産、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン。戦績は21戦6勝、
重賞は京王杯2歳ステークス(06年)に続き2勝目。獲得賞金は2億304
万5000円。


SANSPO.COM 2008.11.1より


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2008年10月27日

【菊花賞】オウケンブルースリ、乱菊突き抜けた!

皐月賞馬日本ダービー馬不在の舞台で、“ドラゴン”の大きな叫びがこだま
した。わずか184日、デビュー最短で咲かせた菊の大輪。オウケンブルー
スリ
が“乱菊”を一刀両断して魅せた。

 「この馬の力を信じて乗りました。九分九厘、大丈夫と思っていたんです。
強い走りを見せられて良かった」

オウケンブルースリ画像20081027.jpg
オウケンブルースリで悲願のクラシック初制覇した内田博騎手 (撮影・山田喜貴)



 “想定通り”の快勝劇に、内田博幸騎手が誇らしげな表情を見せている。
指定席の後方からと思いきや、スタート直後から終始、中団の外めを追走。
菊の“難所”とも言われる1周目スタンド前の大歓声にも臆せず、ゆっくり
と進んだ。「この馬のリズムで走らせて、包まれないようにしました」と、内田
博幸ジョッキー
。2周目、淀名物3角の下り坂を利用して、オウケンブルー
スリ
が一気にスパート。馬場のど真ん中を豪快に駆け抜けた。

 菊花賞初騎乗ながらも、自信の騎乗で勝利をもぎ取った内田博。トップで
ゴールラインを通過した瞬間、左手をスタンドに向けて差し出した。

 「後方一気では平坦の京都では届きませんからね。レース前にイメージ
していた通りの競馬ができました」

 過去、12回クラシック競走に挑戦して“答え”を残せなかった内田博
「悔しい思いをしてきました」と、振り返る。それだけに、この1勝は格別
のもの。「大きなレースで結果を残せないとジョッキーとして成長しません
からね。幸せです」と、続けた。

 音無調教師も“菊”は初勝利。「菊花賞に出したい馬だったんです。出す
だけでも期待していましたが、うれしいですね」と、微笑んだ。

 オウケンブルースリの次走はジャパンC (11月30日、東京、GI、芝
2400メートル)の予定。「この競馬で自在に立ち回れることを確信しま
した。東京コースが合いそうだし、今の状態でもう一度、ディープスカイ
日本ダービー馬)と対戦したい」と、トレーナー。3歳NO.1へ、そして世界
の頂点へ…。今度は府中で“ドラゴン”が雄叫びを上げる。


by 宇恵英志
SANSPO.COM 2008.10.27より


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2008年10月13日

【毎日王冠】鬼脚スーパーホーネット、ウオッカ差した!

目標は紅一点、最強牝馬のウオッカだけだった。藤岡佑介騎手の渾身の右
ムチに応え、スーパーホーネットが堂々と毎日王冠重賞3勝目を飾った。

 ゲートが開いてウオッカが逃げる展開に場内からはどよめきが起こった。
「スタートがいい馬なので、内枠が欲しかった。逃げることまで考えていま
したよ。ウオッカが逃げることも十分予想できましたしね」と、藤岡佑介
冷静に好位につけた。

 4コーナーでウオッカの手応えにはまだ余裕があったが、スーパーホーネット
も余力は十分だった。「スムーズに外へ出せたし、追い出したときに差せると
感じました。しびれる手応えで、絶対にかわすという気持ちで追いました」。
1完歩ごとにウオッカとの差は詰まり、ゴール前できっちりかわして主役の座
を奪い取った。

スーパーホーネット画像20081013.jpg
ウオッカ(奥)をかわしてゴールしたスーパーホーネット藤岡佑介騎手もガッツポーズ
(撮影・佐藤雄彦)



 春の安田記念ではウオッカより人気を集め、1番人気に支持された。「自分
の責任で人気を裏切ってしまった」と藤岡佑介は8着と結果を出せなかった
思いを、再戦したウオッカにぶつけた。安田記念は長距離輸送で馬体が減る
のを懸念して美浦に入厩して調整されたが、今回は栗東できっちり追い切り
を消化。結果、マイナス2キロと輸送による不安も完全に克服した。
スタッフが工夫してくれてずいぶん良くなりました」と精神的なケアを施して
くれたスタッフを信頼して、スーパーホーネットの力を出し切った。

 「(藤岡佑介は)完全に手の内に入れていて信頼しています。ベストパー
トナーですよ」と矢作調教師も厚い信頼を寄せる。毎日王冠を勝ったことで、
天皇賞・秋(11月2日、東京、GI、芝2000メートル)の有力候補に名を連
ねた。ただ、出走に関しては「馬の状態と相談してですが、視野に入れて
います」と矢作師は参戦を明言していないが、出走する可能性は十分ある。

 「今日の感じならあと200メートル延びても止まる感じはないです」。
ウオッカを破った勢いで、藤岡佑が最高の舞台でスーパーホーネットをGI
ホースへと導く。 


by 高尾幸司
SANSPO.COM 2008.10.13より


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【京都大賞典】トーホウアラン突き抜けた!

狙った“獲物”は逃さなかった。測ったように決めたイン強襲劇。強豪がそろ
った中で、トーホウアラン京都大賞典勝ちで3つ目の重賞タイトルを手に
入れた。

 「ゴールした瞬間に勝ったと思いました。きっちりと仕上げてくれていたので、
プレッシャーはあったけど、期待に応えられてよかったです」

 テン乗りの重責を果たした鮫島良太騎手は汗をぬぐった後、勝利の余韻に
浸った。

トーホウアラン画像20081012.jpg
京都大賞典を制し重賞3勝目を挙げたトーホウアラン=12日、京都競馬場
(撮影・山田喜貴)



 道中のポジションは中団のやや後方。長丁場を見越して、内ラチ沿いの経済
コースをロスなく進むことが、レース前の作戦だった。向こう正面の下り坂で
ペースが上がっても慌てない。最後の直線へ入ると、迷わず内へ進路を取り、
1完歩ずつ先行勢を射程圏に入れていく。最後は狭くなった所をこじ開ける
ように、もうひと伸び。外を強襲してきたアドマイヤモナークを1/2馬身制
した所がゴールだった。

 「開幕週の馬場や脚質を考えて、このレースを狙っていた。鮫島も作戦通り
に乗ってくれたし、イメージ通り理想的なレースだったね」と藤原英調教師も
会心の勝利に笑顔が絶えなかった。

 3歳時に重賞を2つ勝ち、将来を期待された大器。しかし、常に脚部に不安
を抱えていたことが、その後の出世を遅らせた。1年以上に及ぶ長期休養。
4歳時は1走もすることがなかった。

 「体ができるまでは苦労したが、使いながら馬体重もプラス、プラスできて
いる。血統的にも5歳になってからだと思っていたし、ようやく完成に近づい
てきたかな」。トレーナーも思惑通りの成長ぶりに目を細めた。

 今後については、「あれだけの脚を使ったから、次は脚もとを見てからに
なる」と状態を見極めてからになるが、天皇賞か、ジャパンC(11月30日、
東京、GI、芝2400メートル)が候補に挙がっている。これから歩み始める
GIロード。本格化を告げたトーホウアランが、さらなる高みへと昇り詰めて
いく。


by 瀬戸聡
SANSPO.COM 2008.10.13より


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2008年10月06日

【スプリンターズS】スリープレスナイトGI制覇

デビュー17年目。耐え抜いてきた日々は、今、やっと報われた。電撃のスプ
リントGIは、上村洋行騎乗のスリープレスナイトが5連勝で初のGI制覇を
成し遂げた。

 「1番人気は当然のこと。自信はあった。プレッシャーが心地のいいもの
だった」。抜群のスタートを決めると内の速い馬を行かせて、「本当に我慢
して大事に乗った」と、4〜5番手の外をガッチリと手綱を抑えて追走。直線
に入って、ひと呼吸置いてからスパートすると「抜群に弾けた」。勝利を確信
した上村洋行騎手の左手がゴール手前で高く上がり、ムチを一発も入れる
ことなく1馬身1/4の完勝だった。

スリープレスナイト画像20081005.jpg
5連勝でスプリンターズS制覇を飾った1番人気スリープレスナイト=中山競馬場
(撮影・佐藤雄彦)



 上村洋行はデビューした92年に40勝を挙げ、新人賞を獲得。着実に勝ち
星を伸ばし、94年のダービーは2番人気ナムラコクオー(6着)、97年は4番
人気サイレンススズカ(9着)と注目馬で大舞台に参戦、GI制覇のチャンスは
すぐに来ると思われていた。しかし、少しずつ成績が下降。右目の飛蚊症の
影響だった。決心をして04年に手術を試み、4回目でようやく成功。 しかし、
7ヶ月の休養したこともあり、完治した復帰後も騎乗馬がなかなか集まらな
かった。

 そんなとき、声をかけてくれたのが橋口調教師だった。「真面目だし、もと
もと乗れる騎手なんだから」とバックアップを惜しまなかった。今年6月の
CBC賞スリープレスナイトで勝ち、98年スワンS(ロイヤルスズカ)以来
10年ぶりの重賞V。 そして10月5日は橋口師の63回目のバースデー。
「自分の手で誕生日のプレゼントをしたかった。恩返しができた」と声を震わ
せた。

 5連勝で頂点を極めたスリープレスナイト。「もう他の距離は使いたくない。
千二のスペシャリストにしたい」と橋口師は香港スプリント(12月14日、
シャティン、GI、芝1200メートル)、来春のドバイと海外を見据える。
「ボクがこの馬のことをいちばん知っている」という上村とともに、さらに世界
へと羽ばたいていく。 


by 下村静史
SANSPO.COM 2008.10.6より


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