2008年12月08日

【JCダート】カネヒキリ3年ぶり“美酒”

3年前の勝利の記憶が鮮明によみがえった。かつて砂の王者に君臨したカネ
ヒキリ
が復活V。苦難の道を乗り越えて、王座へ返り咲いた。

 「いいスタートを切れたし、4コーナーの反応もよかった。レース前から勝つ
自信はあった」

 ルメール騎手が胸を張った。道中は内めで先行する。じっと我慢して機を
うかがった。スムーズに追走して、迎えた勝負の直線。ゴーサインに鋭く反応
して先頭に立つと力強いストライドでメイショウトウコンヴァーミリアン
追撃を封じ込めた。05年に続く2度目のJCダート制覇。「2回も勝つんだ
からこの馬は素晴らしい馬」とルメールジョッキーは絶賛した。

カネヒキリ画像20081208.jpg
冷凍保存されていたかのような全盛期の走りでカネヒキリが奇跡の復活劇!JCダート制覇!
(撮影・佐藤雄彦)



 ルメールといえば、ハーツクライ(05年・有馬記念)、リトルアマポーラ
(08年・エリザベス女王杯)を先行脚質に変化させて勝利に導いた実績を
持つが、「今回はレース前に何も考えることがなかった」と語る。過去4度、
GI勝ちを収めてきた馬に“マジック”は必要なかった。「乗りやすいし、勇敢
だし、パワフル。ユタカ(武豊騎手)にも『1800メートルが合う』と聞いて
いたから」と目を細めた。

 今から2年5カ月前に右前脚の屈腱炎のため休養。戦列復帰を目前に控えた
昨年夏にまた、同じ個所を悪くして再放牧。その間、合計2回に渡り、茨城県
の水野馬事センターで臀部の幹細胞を右前脚の腱に移植する手術を決行。
復帰への道を求め続けた。角居勝彦調教師が愛馬を心からねぎらう。

 「調教よりもリハビリがしんどかったと思います。医学が進歩した結果でも
ありますが、よくここまで立ち直ってくれました」

 次走は未定。「脚元と相談して決めますが、海外のレースは考えず、国内戦
に専念することになると思います」とトレーナー。長いトンネルから抜け出した
カネヒキリが今、高らかに復権を宣言した。


by 宇恵英志 
SANSPO.COM 2008.12.8より


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