2008年11月10日

【ファンタジーS】北のアマリリス“開花”

GIの登竜門をくぐり抜けたのは、地方から転厩してきたブービー人気の馬
だった。イナズマアマリリスがエリートたちを撃破。出走メンバー最多7戦
のキャリアが、激戦でものを言った。

 「ハナを切った馬の後ろで脚をためることができました。返し馬で軽い芝
に対応できる感触はつかんだし、いい勝負根性を見せてくれました」

 池添謙一騎手が会心の勝利を笑顔で振り返る。3番手追走から直線で抜け
出し、ゴール前は内のワンカラット、外のアディアフォーンとの競り合いを
クビ、ハナ差で封じ、波乱の立役者に。そして、2歳女王の最有力候補にのし
上がった。

イナズマアマリリス画像20081110.jpg
ホッカイドウ競馬から移籍したイナズマアマリリスファンタジーSを制した
(撮影・榎本雅弘)



 ホッカイドウ競馬所属時に、札幌競馬で中央に挑戦。初の芝の500万下
を差し切り、続くすずらん賞(オープン)でクビ差2着と好走。 小泉賢悟
オーナーはGIを目指してファンタジーS参戦を思い描いたが、道営所属の
ままでは制約があり、中央入りが決まった。

 小泉オーナーが生産した種牡馬スエヒロコマンダーを現役時に管理して
いた縁もあり、松元茂厩舎へ。これまでとは違う環境で鍛えられた効果は、
予定通りマイナス14キロのシェイプアップされた馬体(434キロ)が物語って
いた。

 「馬が自分で道を切り開いてきた。札幌で勝たなかったら、ここで走ること
もなかったんだからね」。91年のクイーンS(イナズマクロス)以来の重賞
勝ち。その孫での勝利に小泉オーナーが興奮していた。 松元茂調教師も
「クラシックに出る馬もいるだろうメンバーを相手に、いい勝ち方をしてくれた」
と、勝利の意義をかみしめる。

 もちろん、次は阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日、阪神、GI、
芝1600メートル)。2歳女王へ向かって、イナズマアマリリスの道は
真っすぐに伸びている。


by 酒井哲也
SANSPO.COM 2008.11.10より


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