2008年12月01日

【JC】スクリーンヒーローがGI初挑戦で世界制覇!

見てくれ、これがミルコ・マジックだ。スクリーンヒーローが3世代の
ダービー馬を一刀両断でなで斬り。初挑戦となったGIジャパンC
大舞台で堂々と“主演男優賞”を演じきった。

 ラスト200メートルから満を持してミルコ・デムーロの右ムチが唸
りをあげた。外から迫るディープスカイの猛追を退け、最後にまたひと
伸び。並み居る強豪を抑えてトップでゴールした瞬間、デムーロは夕日
に向かって右手を高く突き上げた。

スクリーンヒーロー画像20081201.jpg
デムーロの完璧な騎乗でジャパンカップを制したスクリーンヒーロー (撮影・斎藤浩一)


 スクリーンヒーローとともに、検量室前に戻ってくると愛娘のルクレ
ツィアちゃん(11カ月)を抱きかかえた愛妻マルティーナさんの姿が
あった。馬上から降りれば良きパパの、微笑ましい一面も見せた。
「チョー気持ちいい」。3度目のJC挑戦で念願のVを果たしたデムーロ
は、流暢な日本語で第一声を発した。「道中はマツリダゴッホをマーク。
並ぶとしぶといと思っていたし、馬の力を信頼して乗った。外からディープ
スカイ
が来た時には“オーマイゴッド!” 何とかしてくれっ、と思ったよ」
と笑顔が絶えない。JRAのGI制覇は'04年皐月賞(ダイワメジャー)
以来4度目。迫力のあるフォームといい、その手腕はビッグレースほど、
輝きを増す。

 今年3月開業の鹿戸雄一調教師(46)はわずか9カ月でのGI制覇。
「先々は走ると思い、経験を積ませるために参戦した。力をつけて調子
も上げていたけど、この素晴らしいメンバーに勝てて正直、びっくり
しました」と破顔一笑。今後は様子を見ながらになるが、有馬記念(28
日、中山、GI、芝2500メートル)に向かう予定で、この勝利で
海外遠征のプランも具体化しそうだ。

 今夏を境に充実期を迎え、GIIアルゼンチン共和国杯勝ちから一気
に頂点に立った。祖母の名牝ダイナアクトレス(87年JC3着)の
無念を晴らしたスクリーンヒーローは、父グラスワンダー(98、99
有馬記念優勝)がその名を歴史に刻んだグランプリで、真のヒーロー
となる。


by片岡良典
SANSPO.COM 2008/12/1より


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